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ジョン・クック (イギリス海軍) : ミニ英和和英辞書
ジョン・クック (イギリス海軍)[ぐん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

クック : [くっく]
 【名詞】 1. cook 2. (n) cook
海軍 : [かいぐん]
 【名詞】navy, Navy
: [ぐん]
  1. (n,n-suf) army 2. force 3. troops 

ジョン・クック (イギリス海軍) : ウィキペディア日本語版
ジョン・クック (イギリス海軍)[ぐん]

ジョン・クック(John Cooke、1762年頃-1805年10月21日)は、アメリカ独立戦争フランス革命戦争ナポレオン戦争初期に活躍したイギリス海軍士官である。軍人として多くの経験を積み、非常に尊敬を受けた。トラファルガーの海戦で、フランス軍との白兵戦で戦死したことで有名である。この海戦で、クックの座乗艦である「ベレロフォン」は、フランスの戦列艦「」からかなり損害を受け、また多くのフランスの水兵や海兵が「ベレロフォン」に乗り込んできた。この後の乱戦でクックは死んだが、「ベレロフォン」の乗員がうまく敵を撃退し、最終的に「レーグル」を降伏させた。
戦死をのぞけば、クックの身辺についてあまり多くは知られていない。洗礼を受けた日もはっきりせず、同僚の士官とは違って、社会から注目される士官ではなかった。しかし仕事ではかなりの尊敬を受け、死後に、共に任務に就いた士官たちから賛辞を受けた。セントポール寺院と、クックの地元のウィルトシャー教会には、記念碑が建てられている。
== 海軍入隊とアメリカ独立戦争 ==

ジョン・クックは1762年3月5日に、海軍本部の書記であるフランシス・クックと妻マーガレットの次男として洗礼を受けた。クックは11歳で海軍に入隊して、カッター船「」で、海尉ジョン・ベイズリーのもとで任務に就いた。その後、グリニッジのブラーケンの海軍兵学校に入学し、アレグザンダー・フッドからの名簿に登録された、フッドはのちに長きにわたりクックの保護者となった。1776年、13歳のクックは士官候補生となって、「イーグル」に乗艦した〔。その後3年間、北アメリカ駐留地の旗艦である「イーグル」で任務に就き、東に広がる海岸地帯での海戦を目のあたりにした。ここで行われた海戦の中で、注目すべきは1778年ロードアイランドの戦いだった。この時「イーグル」は、岸にいたアメリカ部隊と交戦した〔Cooke, John , ''Oxford Dictionary of National Biography'', J. K. Laughton, Retrieved 18 February 2008〕。この戦闘におけるクックの功績は、リチャード・ハウ提督をして「おやおや若い者よ、お前はまだ任官試験を受ける年齢にもならないうちから海尉を目指しているな」と発言せしめた。1779年1月21日、クックは海尉に昇進し、「シュパーブ」に乗って、の指揮のもとインドに向かったが、病気のため休職せざるをえなくなった〔。
クックはイギリスに戻った後、勉強のために1年間フランスへ行き、1782年に海軍に戻って、「」のアラン・ガードナー艦長のもとで任務に就いて、デュークが激戦を繰り広げたセインツの海戦を目撃した。クックは、パリ条約によってアメリカ独立戦争が終結した後も、ガードナーと共に行動し、その後50門艦「」に、ガードナーから一等海尉として配属された。ガードナーはジャマイカ准将となり、自らの旗をエウロパにたなびかせて、クックを指揮下に置いたが、クックは重傷を負い、免役されて帰国した〔。1790年のまでにはクックは全快し、保護者であるアレキサンダー・フッドから、旗艦の90門艦「」の三等海尉の任務を命じられた〔〔。しかしこの危機では戦闘に至らず、ロンドンは退役し、クックは陸上生活となった〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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